BMX空気圧 JYU BMX
今回はフリースタイルBMXの空気圧についてご紹介させて頂きます。
空気圧は人それぞれの好みや、乗る場所によっても異なりますが、今回はJYU BMXの開発者でもるBMXフリースタイルライダー岡村 旭の経験をもとに空気圧についてご紹介させて頂きます。
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BMXライダーのタイヤの空気圧はどれぐらいなのでしょうか?
よく上級者のライダーに空気圧はどれぐらい?と質問すると大体のライダーがあまり気にしていないと答える印象があります。
まれにしっかりとした空気圧を答えてくれる方がいらしゃいますが、答えはストリートライダーとパークライダーで少し平均的に誤差があるように思えます。
そこで自分(JYU BMX開発者 岡村 旭)の実体験をもとに空気圧について考えてみました。あくまでも個人の感想なので参考にと思います。
まず周囲のストリートライダーの空気圧に多いのが約3.5気圧あたり、パークライダーに多いのが約5.5気圧あたりです。
コレをもとに1気圧あたりは、はぶいてなぜそれぐらいになるのか仮の答えを探ってみましょう。
約2.5気圧からおおざっぱに約8気圧までの個人の印象です。
・約2.5気圧
タイヤがゴムボールのように柔らかく走りは悪いのですが、跳ねはひじょうに良く、バニーホップなど楽に飛べて落下した時の衝撃吸収がとても良いです。
その代わり段差などの角でタイヤをぶつけた時、パンクの確立がひじょうに高いです。
チューブやパンク修理キットを持っていないと不安になります。
・約3.5気圧
タイヤは、ほどほどに柔らかくまずまず走ってくれます。跳ねも良く着地の衝撃も吸収してくれます。
約2.5気圧とくらべてパンクの確立が少し減ります。
アールの多いパークのライディングは少しスピードが出にくいですが安心して走れます。
バンクの多いパークでは快調です。
・約4.5気圧
タイヤは少し固い印象で走ってくれます。
跳ねは少しで着地の衝撃は膝で吸収すると問題ないぐらいです。
ストリートライディングでは固いタイヤの印象でパークライディングは、なかなか走りも良く少し柔らかさを残した印象です。
このあたりから角にタイヤをぶつけた時のパンク確立がぐっと減ります。
・約5.5気圧
タイヤが固くかなり走りが良くなります。
タイヤが地面のオウトツを感じるようになりゴロゴロとタイヤが転がっている印象をうけます。
ストリートライディングはかなりタイヤが固く感じられ、跳ねは無く着地のショック吸収は膝と身体全体の柔軟さが必要になります。手首が痛くなります。
一方アールの多いパークライディングではペダルを漕ぐ回数が減り、爽快に走り、慣れないと怖いぐらいです。
とにかくエアターンなどの高さが低い空気圧と比べて格段に上がりやすいです。
初心者の方はスピードが出過ぎるのでおすすめ出来ません。
ちょっとぐらいの角のぶつかりにはパンクはほぼしません。町乗りには調子が良いと思います。
・約6.5気圧
タイヤがカチカチに固く感じ走りが速い。
高気圧に耐えるタイヤを選ばなければリムからタイヤがはずれ、チューブが飛び出し破裂するおそれがあります。
ストリートライディングでは確実に手首がダメになります。
圧縮された空気でタイヤの重量が重くなります。
パークライディングはガンガンに速くなり、僕はエアターンがあまり飛べないので未知ですが、おそらくこの空気圧はぶっ飛ぶと思われます。
予備知識ですが、この辺りからフラットランドのライダーの空気圧になっていきます。
がっつり角にタイヤをぶつけてもパンクしない時があります。
・約7.5気圧
タイヤはカンカンですカチカチのさらに上です。ストリート、パークでは、〜8気圧。
国内の友達ではデータがありません。世界的に見ても少ないと思われます。
フラットランドでは主流の空気圧になります。
タイヤがたわむ事無く、地面との接地面が少なくなり抵抗も無く、クイックになります。
タイヤが転がり続けます。 フラットランドの上級者向きの空気圧になります
フラットランドをされてる方にはぜひ試してみていただきたいです。
ちなみにおもいっきり角にタイヤをぶつけてもなかなかパンクしません。
僕個人(JYU BMX開発者 岡村 旭)で知りうる知識ではこのようになりました。
個人的な答えでは、ストリート系のライダーはパンクも考慮してショック吸収の約2.5気圧あたりか、ほどほどに快適な約3.5気圧あたりに落ち着くのかと思われます。
パーク系のライダーはスピードも必要なのを考慮して、約5気圧あたりから約6気圧あたりになるのではないかと思いました。
参考になれば良いのですが 自分の心地よい空気圧が一番だと思います。
つまり「空気圧は気にしていません。」と答えるライダーが多いのは、空気圧を知らなくとも自分のベストの空気圧を身体で体感しているのでしょうね。
※今回の空気圧につきましてはあくまでもご参考にして頂ければと思います。