XGAMES JAPAN 2022 STREET 出場ライダー&見所をご紹介!(前編)
皆さんもうご存じかもしれませんが、アクションスポーツの祭典 XGAMESがこの度日本で初開催されることになりました!!
XGAMESは1995年にアメリカでスタートした、エクストリームスポーツの祭典。
BMX、スケートボード、モトクロス、スノーボード等、各ジャンルのトップアスリート達が出場していて、XGAMESで優勝することが、ジャンルによってはオリンピックよりも格式高いとされてるとか。
僕は毎回開催されるたびに、BMXに関しては、全編チェックしてるぐらいXGAMESファンなのですが、(生で見たことはないですけど笑)
初めて見る人や、BMX初心者の方だと、どういうルールで行われるのかとか、だれが注目選手なのか等いまいち楽しみ方が分からない!っていう方の為に、この記事でXGAMESの楽しみ方を皆さんに共有できたらいいなと思います!
まず今回開催されるBMXの種目は、
・BMX PARK
・BMX FLATLAND
・BMX STREET
この3種目です。
通常行われてるアメリカのXGAMESだとこの他にも、VERTやBIG AIR、DIRT JUMPなどの種目がお馴染みなのですが、今回の開催は無いみたいです。
BMX PARKは、昨年行われたオリンピックの種目で、基本的にはランプと呼ばれる、ジャンプ台を使って高く跳んでる間にトリックをやり、その難易度や完成度、着地の綺麗さなどを総合的に判断して競い合うという競技です。
日本からは、SUBROSAというブランドのプロライダー、中村輪夢選手がもちろん出場します!
BMX FLATLANDは、平地をつかってBMXに乗り、華麗なダンスのように回りながら、トリックをかましていくというジャンルです。
ここ最近のXGAMESでは、FLATLANDは開催されていなかったのですが、何年振りかに今年復活するみたいです!
フラットランドは世界的に見ても、日本人がかなり強い種目なので期待しちゃいます笑
そして、僕が一番注目してほしいのは、BMX STREETと呼ばれるジャンル。
こちらを今回はフィーチャーして紹介したいと思います!
XGAMESのBMX STREETは、階段や手すりといったストリートセクション(街中にある人工物)を使って競い合う。というジャンルになります。
本来ストリートは、ストリートというくらいなので競技という思考はあまり無く、基本的には街中でBMXを乗り回して遊ぶものという感じなのですが、海外では競技としても盛り上がっていて、XGAMESのBMX STREETは、ストリートライダーたちが目指す憧れの場所でもあり、観戦する側もBMXのパークとは一味違ったBMXの動きが観れる、とっても面白いジャンルです。
得点に関してなのですが、例年通りでいくと45秒のランを2回行って、得点の良い方がベストスコアとして反映される。という得点方式です。
トリックの難易度や、完成度、ミスをしずに最後までやり切れるかといった事が、ジャッジの判断基準になると思います。
まずは先ほど紹介した、BMX STREETが開催されるコースの説明をしたいと思います!
ストリートのセクションはこんな感じになっています。
世界的に有名なカリフォルニア・スケートパーク社がデザインを手掛けたコース。
まず、どの部分が見所かというと、水色部分の高めの5段ステアとハンドレールのところですね!
ストリートセクションには欠かせない部分で、この場所でどんなトリックをかましてくるかが、まずは注目です。
2017年XGAMES MINNEAPOLISのステアとハンドレールのセクション。
ステア(階段)で大技を繰り出してくるか、ハンドレールを使うのか等、ライダーがどう料理するのか楽しみです。
それともう一つ僕が注目して欲しいのは、ピンク色の日本の折り紙をモチーフにした、鶴のオブジェ。
この鶴のオブジェをセクションとして使ってくるライダーがいるのか?というのがとても楽しみです。
フラットレッジやフラットレール等は、ある程度ライダーが何をしてくるかは予測がつくんですが、この鶴の折り紙セクションを、どのライダーがどう使って来るかが個人的にとても楽しみですね笑
こちらの写真も2017年XGAMES MINNEAPOLISのコース写真。
この時は船のオブジェでした。船の土台がバンクになっていて、360で飛び越えたり、テールウィップしたり、こういう特殊なセクションでは、ライダーの個性がとても現れると思います!
XGAMESの選手は招待制で、世界的に名の知れたトップライダーか、今急上昇中の若手ライダーだったりほんの一部の人間しか出られない、とても格式の高いイベントです。
BMX STREET に出場する選手は以下の通り。
Garrett Reynolds(ギャレット・レイノルズ)[FIEND]
Chad Kerley(チャド・カーリー)[HARO BIKES]
Broc Raiford(ブロック・レイフォード)[SUNDAY BIKES]
Felix Prangenberg(フェリックス・プランゲンバーグ)[WE THE PEOPLE]
Courage Adams(コウレッジ・アダムズ)[FLY BIKES]
Alex Donnachie(アレックス・ドンナチー)[BSD]
僕はこのメンツ見て、この人たちが日本に来るのか!とテンション上がりまくりなんですけど、誰がどういう人なのかよく分からないって方も多いかと思いますので、僕の知識の範囲で一人ずつ紹介していきたいと思います。
年齢30歳 / 主なスポンサー FIENDBMX, REDBULL, CINEMA WHEEL CO
言わずと知れた、XGAMES BMX STREET不動の王者。ストリート部門で金メダルは14枚以上。
たまにミスりますけど、いつもほぼノーミスでライディングを終えます。そしてトリックの難易度もひとつひとつが最上級。そんな難しいトリックを大会で出すのかよ!的な感じです笑
難しいトリックの中に、大胆さとテクニカルな動きを交えて戦ってくるのが彼の大きな特徴かなと。
僕が皆に見てもらいたいのは彼のテールウィップというトリックの完成度。世界中誰もが憧れる綺麗さです。
GARRETTが今回も完璧なランで締めくくるのか、はたまた誰がこの人を倒すんだ?っていう感じで見るととても楽しめるかと思います!
映像は2017年のストリートの第1回目のラン。
他のライダーたちがミスを重なる中、最初の涼しげな顔からのノーミス完璧なパフォーマンスをして、そのまま最高得点をたたき出して、優勝。
カッコよすぎます!
年齢 24歳 / 主なスポンサー FIENDBMX, MONSTER ENARGY, ECLAT
彼もGARRETT REYNOLDSと同じく、FIENDBMXのライダーで、最近急上昇中のイケイケ若手ライダーです。
出身はオーストラリアで、2018年に開催されたXGAMES SYDNEYのストリート部門で2位を獲得するなど、実力は申し分なしです。
彼の得意技はバースピンですね!普通の回し方も、逆回しもお茶の子さいさい。是非注目していただきたいです。
LEWIS MILLSの出身地、オーストラリアにて開催されたXGAMESでのラン。
自国の選手というだけあって、会場の盛り上がりも最高潮ですね!
日本の若いライダー達からも人気が高いライダーのひとりです。
年齢 28歳 / 主なスポンサー HARO BIKES, PREMIUM PRODUCTS, CINEMA WHEEL CO, ROCKSTAR ENARGY
サンディエゴ出身のChad Kerleyは、ノーズマニュアルを得意とするライダーで、2018年のXGAMES MINEAPOLISで、王者Garrett Reynoldsを倒し、見事1位に輝いた場面がとても印象的でした。 彼のマニュアルでトリックを繋げる流れるようなライディングも特徴です。
CHADは時計ブランドなどからもサポートされていて、オシャレな所も人気の高さの要因ですね。
GARRETT REYNOLDの得点を超えた瞬間の喜ぶ姿が、とても印象的でした!
以上が、XGAMES JAPAN 2022 STREET 出場ライダー&見所をご紹介!(前編) でした!
残りの、BMX STREETに出場するライダーの解説は、また後編にて紹介していきたいと思いますので、是非そちらも覗いてみてください!!