新型Ice Cream Truckは、未知のトレイルへ繰り出すための特別な1台です。従来のキング・オブ・スノー・バイクという位置づけから、トレイルにおける走行性能をよりよくするために、今回、フレームを一から見直し、最新の技術でデザインしました。2014年に初代 Ice Cream Truckが発表されてから、初のフレーム設計変更となります。

新型 Ice Cream Truckは、チェーンステーを従来モデルよりも10mm短くしながら、さらに大きなタイヤサイズを搭載できるタイヤクリアランスを実現いたしました。設計上、最大で26x 5.1”タイヤを装着でき、27.5x4.5“と29x 3.5”とのコンパチブルも可能です。それは、KrampusやKarate Monkeyのような、シートチューブをベンドさせた新デザインによるものです。これにより、トレイルにおける、さらなる俊敏な旋回性と小気味よいコントロール性能を実現しました。

ヘッドサイズは44㎜で、140㎜ストロークまでのサスペンションと互換します。リアエンドは、従来のプレートを交換するMDSタイプから、10/12mmアダプターを使うだけで197x12mmスルーアクスルと、190x10mm QR に対応するキャストプレート仕様に変更。バーチカルエンドなのでシングルスピードへの交換も簡単です。

ベンドされたシートチューブには、新たにドロッパ―ポストマウントを採用。BBは、従来のプレスフィットタイプから、BBやクランクの選択肢が広い通常のねじ切りタイプ（100mm幅）に変更いたしました。ダウンチューブとフォークには、バイクパッキング用としても使いやすい３パックボスがあり、前後にフェンダーマウントを装備しています。

完成車には、1x11のシマノSLXリア変速機が装備されます。フレーム自体は、フロントダブルギアに対応しますが（クランクアーム、タイヤの太さによっては使えるギアが制限される場合もございます）、よりシンプルで十分戦闘的なギア比をカバーできるこのシステムに変更したことも、今回のモデルチェンジの大きな特徴です。また、ミネアポリスのように特殊なローカルスノーライドよりも、世界の多くの場所で楽しまれるトレイルライドに照準を合わせたため、ブレーキはメカニカルではなく、油圧式を採用しました。

モダンなトレイルバイクに生まれ変わった新型 Ice Cream Truck。テクニカルな地形、岩、根、ジャンプ、バームなど、走るほどにそのフィット感とコントロール性能を体感できるため、よりスピードを追求したくなるかもしれません。

※2019年モデル 完成車、フレーム共に弊社在庫は完売いたしました。