オフロード・ツーリングというのは、ちょっとクセになる冒険ですが、危険を冒さない限り冒険とは言えません。自転車は非常に効率的でシンプルな乗り物ではありますが、このシンプルな乗り物すべてに壊れる可能性が秘められています。自宅から遠く離れた場所で自転車が壊れたら、それこそ目も当てられません。もし自転車で誰もいない場所に行くようなことがあれば、問題に対応できる自転車で出発することを薦めます。たとえば Trollなら多くの問題に対応できます。

Trollとは、簡単に言えば26"のクロモリ製オフロード・ツーリングモデル。ジオメトリーは、サスペンション非対応です。ベーシックなMTB用パーツにできる限り対応できるスペックとなります。

このフレームのリアエンドは、Gnot-Boostスペーシング仕様で、135mm QR、12 x 142mm、12 x 148mmブーストハブといった数多くのマウンテンバイク・ハブを使用できます。タイヤクリアランスは、26 x 3”までのタイヤに対応。完成車には乗り心地と転がり性能が優れた26x2.5" のSurly Extra Terrestrial Tireを装着。

このリアのドロップアウトの特徴としては、ディスクブレーキ、フェンダー、Rohloffハブ、ラックを同時に使うことができます。さらにフォークだけでも4箇所のトリプルボトルマウント、ダウンチューブにあと2箇所のトリプルボトルマウントと驚くほどの直付け小物を装備しました。ハンドルバーは、マルチポジションかつ、荷物の積載性まで考えられたSurly Moloko Barを装備しています。