BMX PARTS GUIDE
PARTS NAME
BMXを構成するパーツ類はたくさんあります。
パーツの種類によって特徴や乗り味などが変化します。
1.フレーム
入門~中級レベルのバイクには、一般的にハイテンが使用されますが、上級レベルのバイクでは、耐久性が高く軽量な4130クロモリが使用されています。 フレームの各サイズの特徴については、下記のフレームサイズを参照してください。
2.フォーク
素材に関してはフレームと同じで、ハイテンまたはクロモリを使用しています。軽量化とすっきりとした外観を実現するためのテーパーレッグなどを採用しています。
3.ヘッドセット
ヘッドセットには2つのタイプがあります。
アヘッドタイプは従来のタイプで、カップ(ベアリングが収まっている部分)がフレーム外側に圧入されています。
一方、インテグラルヘッドセットはフレーム自体にシールされたベアリングが収まっています。インテグラルヘッドセットは重量も軽く、見た目も良く、長持ちしますが、従来のアヘッドタイプでも十分な強度はあります。
4.ハンドル
ハンドルバーの素材は、クロモリが主に使用されています。
サイズは個人の好みで、「ライズ」は高さを意味します。
一般的にハンドルバーには2ピースと4ピースの2種類があり、これはバーを構成するチューブの数を表しています。4ピースの方がより耐久性のあるバーになりますが、重量は増えます。
5.ステム
ハンドルバーをフォークに固定するためのパーツです。
どのステムも強度的には同等ですが、CNC加工されたものは軽量で、見た目もすっきりしています。
ステムは、バーを上から固定するタイプのトップロードタイプ、また前から固定するタイプのフロントロードタイプがあります。
6.ブレーキ
ブレーキに関しては、乗り方によってブレーキを使うライダーと使わないライダーがいます。もしあなたがBMXを始めたばかりであれば、ブレーキをつけることをお勧めします。
全てのバイクにはフロントブレーキも付いてきます。
7.スプロケット
スプロケットは歯の数が大きければ大きいほど、漕ぐ力は必要になりますが、スピードは出せるようになります。
一般的には25tが標準となっています。グラインドする時に歯を守ってくれるガード付きタイプもあります。
8.クランク&BB
クランクはバイクの中でかなりの負荷がかかるので、自分のライディングレベルに合わせて十分な強度が必要となってきます。
種類は2ピースや3ピースクランク、サイズに関しては、シャフトが19mm、22mm、24mmの3種類、長さも160mm~175mmなど様々な種類があります。
ボトムブラケット(BB)にはアメリカン、MID、スパニッシュ、3種類のタイプが標準的です。
9.ペダル
現在、ほとんどの自転車にはプラスチック製のペダルが付いています。
トレイルライディングで主に使われる、鉄のペダルは、プラスチックのペダルに比べて長持ちし、グリップ力も高いですが、重量は重たくなります。
10.シート
シートには主に4つのタイプがあります。
レールタイプや、シートポストとシートが一体型のシートは主にエントリーレベルのバイクに。 ピボタル式やトライポッド式のシートは中級者からプログレードのバイクに搭載されています。
大きさに関してははスリムやミッド、ファットなどの種類があります。
11.タイヤ
タイヤのサイズ(幅)は様々で、ライダーの好みによります。
一般的にフリースタイル向けのバイクには2.2~2.4インチ幅のタイヤが使用されています。
タイヤをリムに、はめ込む部分の素材はワイヤーとケブラーの2種類があります。ケブラーはワイヤーに比べて、強度は落ちますが、重量が軽くなります。
12.リム
リムにはシングルウォールとダブルウォールの2種類があります。 ダブルウォールの方がより強度が高いのでおすすめです。
13.フロントハブ
エントリー向けのバイクには、基本的にはボールベアリングタイプのハブが使用されています。
上位モデルになると、より強度も高く、メンテナンスも少なくて済むシールドベアリングが使用されています。
また、アクスル(車軸)にはMaleタイプとFemaleタイプの2種類があります。Femaleタイプの方がすっきりとした見た目ですが、どちらもすべてのタイプのフォークに適合するようになっています。
14.リアハブ
大きく分けてフリーホイールハブ、カセットハブ、フリーコースターの3タイプです。
フリーホイールハブはコグ(歯の部分)が、独立したパーツとなっているものの事を指します。
カセットハブはギアが小さく(通常9t)、最近の完成車のほとんどに使用されています。
フリーコースターハブは、ペダルを逆に漕がなくてもフェイキー(後進)ができるタイプのリアハブです。
FRAME SIZE
フレームの各サイズ感の説明。
少しのサイズ感で乗り味が変化するのも、BMXの醍醐味のひとつ。
A. Top Tube
トップチューブ長とは、ヘッドチューブの中心からシートチューブの中心までの距離のことです。サイズは一般的に、身長とどのくらいのスペースが欲しいかに基づいたライダーの好みです。
一般的に、これは足のスペースを確保しながら、腕の長さなども考慮して自分の身体とハンドルの間のスペースが狭すぎず、広がりすぎないようなサイズ感を選ぶことが重要です。
ライダーが自分にとって大きすぎたり小さすぎたりするバイクに乗っているかどうかは、見ていると大抵簡単にわかります。
繰り返しになりますが、このサイズは好みが分かれるところです。
また、フレームが長いと前後のホイールが離れるので自転車が安定しているように感じ、フレームが短いと前後のホイールが寄っているので反応がより早くなります。
これは、ヘッドチューブの角度やチェーンステーの長さによっても変化します。
一般的に、これは足のスペースを確保しながら、腕の長さなども考慮して自分の身体とハンドルの間のスペースが狭すぎず、広がりすぎないようなサイズ感を選ぶことが重要です。
ライダーが自分にとって大きすぎたり小さすぎたりするバイクに乗っているかどうかは、見ていると大抵簡単にわかります。
繰り返しになりますが、このサイズは好みが分かれるところです。
また、フレームが長いと前後のホイールが離れるので自転車が安定しているように感じ、フレームが短いと前後のホイールが寄っているので反応がより早くなります。
これは、ヘッドチューブの角度やチェーンステーの長さによっても変化します。
B. Head Tube Angle
ヘッドチューブの角度は、BMXフレームのジオメトリーの中ではほんの少ししか変化しないように見えますが、BMXバイクの乗り味には想像以上に大きな影響を与えます。
従来のBMXフレームは、ヘッドチューブの角度が74〜76度のものが主流でした。ほとんどのフレームは75度のカテゴリーに属しています。
ヘッドチューブの角度は、トレイルやランプでの走行が主流だった時代から、ノーズバランスを重視し、ホイール間の距離を短くするストリートが主流になるにつれ、変化してきました。
ヘッドチューブの角度を急にすると(76度)、フロントホイールが自分に近づき、ノーズマニュアルやフロントエンドのトリックで前に転がりやすくなります。
一方、角度を緩やかにすると(74度)、ホイールが前に出ることで、フロントエンドの動きが鈍くなり、トレイルのような緩やかな旋回に適しています。
従来のBMXフレームは、ヘッドチューブの角度が74〜76度のものが主流でした。ほとんどのフレームは75度のカテゴリーに属しています。
ヘッドチューブの角度は、トレイルやランプでの走行が主流だった時代から、ノーズバランスを重視し、ホイール間の距離を短くするストリートが主流になるにつれ、変化してきました。
ヘッドチューブの角度を急にすると(76度)、フロントホイールが自分に近づき、ノーズマニュアルやフロントエンドのトリックで前に転がりやすくなります。
一方、角度を緩やかにすると(74度)、ホイールが前に出ることで、フロントエンドの動きが鈍くなり、トレイルのような緩やかな旋回に適しています。
C. Seat Tube Angle
シートチューブの角度も、フレーム全体の印象を左右する重要な要素です。
従来のBMXフレームでは71度のシートチューブアングルを採用していましたが、70度や69度を採用しているフレームも多く見受けられます。
シートチューブの角度は、トップチューブの長さを変えずに、フレーム全体の長さの感じを変えることができます。
従来のBMXフレームでは71度のシートチューブアングルを採用していましたが、70度や69度を採用しているフレームも多く見受けられます。
シートチューブの角度は、トップチューブの長さを変えずに、フレーム全体の長さの感じを変えることができます。
D. Standover Height
スタンドオーバーハイトとは、トップチューブとボトムブラケットの間にある垂直なチューブのことです。
スタンドオーバーハイトは、トップチューブの高さを上下させます。スタンドオーバーハイトが低いと、69度と71度のシートチューブの角度によるトップチューブの長さの感じ方の変化は少なくなります。
逆に、スタンドオーバーハイトが高いフレームでは、69度と71度の角度の違いが大きくなります。
スタンドオーバーハイトが低いとテールウィップがしやすくなり、スタンドオーバーハイトが高いと膝がシートを挟み易くなることでバースピンがしやすくなると言うライダーもいます。
これは主に個人的な好みですが、シートチューブの角度によってもバイクのフィーリングが変わりますので、シートチューブの高さと角度の両方を観察することは重要です。
スタンドオーバーハイトは、トップチューブの高さを上下させます。スタンドオーバーハイトが低いと、69度と71度のシートチューブの角度によるトップチューブの長さの感じ方の変化は少なくなります。
逆に、スタンドオーバーハイトが高いフレームでは、69度と71度の角度の違いが大きくなります。
スタンドオーバーハイトが低いとテールウィップがしやすくなり、スタンドオーバーハイトが高いと膝がシートを挟み易くなることでバースピンがしやすくなると言うライダーもいます。
これは主に個人的な好みですが、シートチューブの角度によってもバイクのフィーリングが変わりますので、シートチューブの高さと角度の両方を観察することは重要です。
E. Chain Stay
チェーンステーの長さは、BMXフレームのジオメトリに関しては、ライディングスタイルによって大きな幅があります。
チェーンステーの長さが12.5″と非常に短いものもあれば、トレイル向きのフレームなどでは14.5″にもなります。
この長さはホイール間の距離を変え、トレイル派にはより安定したバイク、ストリート派にはよりクイックなバイクを感じさせることができます。
チェーンステーを短くするとマニュアルやバニーホップがしやすくなり、バックエンドを長くするとループアウトがしにくくなり、ジャンプの際にバイクを下に維持しやすくなり安定性が増します。
これはどちらかというと、あなたがどのように乗りたいかという好みの問題です。
この2つのバランスが取れた中間のモデルは、ランプライディングが好きな人や、ストリート、トレイル、ランプライディングが好きな人には理想的なモデルです。
チェーンステーの長さが12.5″と非常に短いものもあれば、トレイル向きのフレームなどでは14.5″にもなります。
この長さはホイール間の距離を変え、トレイル派にはより安定したバイク、ストリート派にはよりクイックなバイクを感じさせることができます。
チェーンステーを短くするとマニュアルやバニーホップがしやすくなり、バックエンドを長くするとループアウトがしにくくなり、ジャンプの際にバイクを下に維持しやすくなり安定性が増します。
これはどちらかというと、あなたがどのように乗りたいかという好みの問題です。
この2つのバランスが取れた中間のモデルは、ランプライディングが好きな人や、ストリート、トレイル、ランプライディングが好きな人には理想的なモデルです。
F. BB Height
ボトムブラケットの高さを高くしたり低くしたりすることで、地面からの高さが変わります。
ほとんどのフレームは11.5から11.75の範囲で、それより低いものや高いものもあります。この高さは、バイクの全体的なフィーリングを変えることができます。
低いボトムブラケットは、より安定した感触を与え、高いボトムブラケットは、それがより敏感で、スピンしやすくすることができます。
もうひとつ考慮すべきことは、ボトムブラケットの高さは、タイヤのサイズによっても変わるということです。例えば、2.40″のノブの高いトレイル用タイヤは、2.35″のスリックなストリート用タイヤよりも少しだけ高くなります。
ほとんどのフレームは11.5から11.75の範囲で、それより低いものや高いものもあります。この高さは、バイクの全体的なフィーリングを変えることができます。
低いボトムブラケットは、より安定した感触を与え、高いボトムブラケットは、それがより敏感で、スピンしやすくすることができます。
もうひとつ考慮すべきことは、ボトムブラケットの高さは、タイヤのサイズによっても変わるということです。例えば、2.40″のノブの高いトレイル用タイヤは、2.35″のスリックなストリート用タイヤよりも少しだけ高くなります。