BMX FREE STYLEを始めよう!! ~BMX完成車の選び方~

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こんにちは。 本日は2020TOKYOオリンピックの種目にもなっているBMX FREE STYLEの始め方(BMX完成車の選び方)について紹介させて頂きます。

まず「BMX FREE STYLEって何??」と普通の人はなると思いますが簡単に説明すると、自転車でジャンプして楽しむスポーツです。

そのジャンプをすることに特化した20inchホイール(自転車の車輪のサイズの事)の自転車がBMXです。 自転車のジャンプの仕方にもいろいろと種類がありその種類によってジャンルが分かれています。 簡単にジャンルを説明させて頂きます。

1)BMX STREET 初めて何もないところから自転車でジャンプしたのが誰かは分りませんが、平地でジャンプすることを覚えた人類は自転車で街中の建造物や障害物に飛び乗るようになりました。 さらに時代が進むと自転車の車輪に鉄の棒を付け、路上の縁石や手すりにその鉄の棒をひっかけて滑ることを始めました。 そこから主に街中にある建造物を使って自転車で遊ぶジャンルをSTREETと呼びます。 ちなみに平地で自転車で飛ぶ技を「バニーホップ」と呼び、縁石や手すりに引っ掛ける棒の事を「ペグ」と呼びます。 なので「バニーホップで手すりにペグかけてガー滑りてー!」と言うとやっている人っぽく聞こえます。

PRIMO RIDER “YUMI TSUKUDA” CULT PRORIDER “SEAN RICANY”

2)BMX PARK BMXを知らない人でもスケートボードを知っている人は多いかと思います。たまに街中にあるスケートパークと呼ばれるスケートボードが乗れる場所で遊ぶジャンルがPARKです。 スケートパークにはジャンプ台が設置されている事が多く、ジャンプ台を使うと平地で飛ぶよりも高く飛ぶ事が出来る為、ジャンプ中に回転したりハンドルから手を放す技が発展しました。 2020TOKYOオリンピックの種目になっているのはこのPARKでスケートパークのジャンプ台を使ってジャンプの高さや回転数や技の完成度を競う競技です。

HARO JAPAN RIDER “中谷 AGUNES 駿仁” HARO JAPAN RIDER “中谷 AGUNES 駿仁”

3)BMX DIRT 土でジャンプ台を作りそれを使ってジャンプするジャンルです。 連続してジャンプ台が続いていることが多く、PARKとは違いコースは一方通行でスタートとゴールが決まっていることが多いです。

FIT BIKE CO RIDER “CHRIS HARTI” FIT BIKE CO RIDER “CHRIS HARTI”

他にもFLAT LANDというジャンルも存在しますが、ざっくりとジャンルを解説するとこんな感じになります。 この上で解説した3つのジャンルですが全て同じ1台のBMXで出来ます。 ここまでで「BMX始めてー!!」となった人がいるかいないか微妙なところですが、「じゃあ自分はどんなBMXを選べばいいの??」という人がいると思いますので次はBMXの選び方について解説していきたいと思います。

1)BMXを始める人が子供(3歳~12歳ぐらい) 小学1年生の子がいきなり「お母さん!僕バニーホップして手すりにペグかけて滑りたいからBMX買って!!」と言う事はまず無いと思いますが、スポーツとして子供に始めさせる親も増えてきています。 その場合は上で解説したBMX PARKやBMX DIRTを始める人が多いです。 場所によっては定期的にBMXの乗り方を教えてくれるSCHOOLを行っているスケートパークやBMX販売店も増えてきています。 少し話がそれましたがBMXの選び方に戻ります。 子供用のBMXは子供の身長にあったホイールサイズ(車輪のサイズ)で選ぶことが一般的です。 12inch,14inch,16inch,18inchと大人用の20inchのホイールサイズより小さいサイズのBMXがそれぞれのメーカーから発売されています。 各ホイールサイズの目安がこちらです。

①12inch BMX 参考価格30,000円~53,000円 3歳~7歳(身長 ~110cm)

20KINK RASTER 12 GLOSS RED 標準価格30,000円(税抜)

20FIT MISSFIT 12 ED BLACK/PURPLE 標準価格47,000円(税抜)

20CULT JUVENILE 12 BLACK 標準価格53,000円(税抜)

②14inch BMX 参考価格37,000円~54,000円 3~7歳 (身長95cm~120cm)

20KINK PUMP 14 MATTE GUINESS BLACK 標準価格37,000円(税抜)

20CULT JUVENILE 14 PINK 標準価格54,000円(税抜)

③16inch BMX 参考価格32,000円~55,000円 6歳~10歳(身長110cm~140cm)

20SUNDAY BLUE PRINT 16 GLOSS SURF BLUE 標準価格32,000円(税抜)

20FIT MISSFIT 16 GLOSS BLACK 標準価格49,800円(税抜)

④18inch BMX 参考価格47,000円~60,000円 10歳~ (身長140cm~160cm)

20SUNDAY PRIMER 18 標準価格47,000円(税抜)

20KINK KICKER 18 GLOSS DUSK CEMENT 標準価格48,000円(税抜)

20FIT EIGHTEEN 18 MATTE ED BLACK 標準価格54,000円(税抜)

以上が子供用BMXのサイズになりますが、「サイズは分かったけどいろんな価格があるのは何でなの??」と思う人がいると思います。 価格については一概には決めつけれませんが、価格が高くなればジャンプしたりしても壊れにくいように頑丈なパーツで作られている事が多いです。 もちろん始めたばかりの子がいきなり「お母さん!見て!!」と言って5mの高さからBMXで飛び降りたりすることは稀ですので安いモデルだからといってすぐに壊れるわけではありません。 しかし、毎日乗るような子や12inchのBMXに既に乗っていてある程度ジャンプをする子供で、身長が大きくなった為大きいサイズの購入を考えている場合は頑丈なパーツが付いている価格が高いものを選んだりします。 また、上記の身長とホイールサイズはあくまで目安になります。 同じ身長でも筋力や体重など人それぞれ違いますので迷った場合はBMXのプロショップへ相談してみましょう。 全国のBMXショップ一覧はこちら

2)始める人が中学生以上の場合(身長155cm以上の人)

中学生ぐらいになってくると「やっぱBMXっしょ!」みたいな友達ができてその友達と一緒にBMXを始めようと思う人が増えてくると思います。 大人用のBMXは子供用のようにホイールサイズ(車輪のサイズ)は分かれておらず全て20inchになります。これは初心者、プロ問わず統一です。 「じゃあどこのサイズで選べばいいの??」と思う人が少なからずいると思います。 結論からいうとサイズより好きな見た目(完成車のカラーリングなど)やグレードで選ぶことが多いです。 子供用のBMXの選び方でも少し話ましたが一般的にBMXは価格が高いほど丈夫なパーツや高級なパーツがついている事が多いです。 なので大人用の20inchBMXを選ぶ際は今の自分の予算と自分の好きな見た目で決める事が多いです。 「え!そんな選び方で大丈夫なの??」と思う人が少なからずいると思いますが、BMXは見た目がかなり重要になります。 話が少し変わりますが、女の子(男の子)と付き合う時や好きになった時の理由で多いのはやっぱり見た目じゃないでしょうか。 BMXも同じでやっぱり自分の好きな見た目じゃないと長く続かないと思います。 「いや俺はちがうね!やっぱ中身が大事っしょ!」という人も中にはいると思いますので、そんな人の為にここからはBMXの価格とグレードについて解説していきたいと思います。

予算30,000円~55,000円 (エントリーグレード) BMXを始めるにあたって自分が出せる金額というのは人それぞれ違うと思います。 ここでは比較的価格が低くお買い求めやすいエントリーモデルによくある仕様を解説したいと思います。

①フレーム素材 BMXのフレームは基本的には鉄で出来ている事がほとんどです。 その鉄の中でもBMXに使われる素材が2グレードあります。 まず1つ目が”HI-TEN”(ハイテン)これはエントリーグレードのBMXのフレームによく使われるスタンダードな素材です。 2つ目が”CROMO”(クロモリ)これはハイテンに比べて粘りのある鉄の素材になり、一般的にハイテンより丈夫な素材となっております。 ↓の画像がフレーム各部分の呼び名になりますが、エントリーグレードの30,000円~55,000円のBMXのフレームは100%ハイテンが多く、50,000円を超えるモデルは”TOP TUBE”(トップチューブ)と”DOWN TUBE”(ダウンチューブ)にクロモリが使われている事があります。 トップチューブ、ダウンチューブはBMXでジャンプした際に負荷のかかる部分になりますので、この部分がクロモリ素材だとうれしいです。

②ハンドルバー、フロントフォークの素材 これもフレームと同じでハイテンとクロモリの2種類が存在します。 エントリーグレードではハイテンの素材のHANDLE BAR(ハンドルバー)、FRONT FORK(フロントフォーク)が多いです。

③ホイールの仕様。 自転車にはFRONT WHEEL(前輪)、REAR WHEEL(後輪)が存在します。 このWHEEL(ホイール)のタイヤをはめる部分RIM(リム)と呼ばれる部分に一般的に2種類グレードがあります。 1つはシングルウォールリム。これは最もスタンダードなリムになります。 2つはダブルウォールリム。これはシングルウォールリムに比べて若干重くなりますが強度は上がります。 エントリーグレードのBMXには前輪、後輪ともシングルウォールリムが使われたホイールが付いていることが多いです。

20FIEND TYPE O- 標準価格48,000円(税抜)

20FIT SERIES ONE 標準価格54,000円(税抜)

予算55,000円~70,000円 (ミッドグレード)

①フレームの素材 トップチューブ、ダウンチューブがクロモリ素材を使用しその他の部分がハイテン素材を使用したものが多いです。

②ハンドルバー、フロントフォークの素材 100%クロモリのものや1部にクロモリを使用したハンドルバー、フロントフォークを使用したモデルが多いです。

③ホイールの仕様 リヤホイール(後輪)にダブルウォールリムを使用したモデルが多いです。 BMXでジャンプした際に後輪に負荷がかかりやすいので丈夫なダブルウォールリムはうれしいです。

20FIT TRL TRANS RED 標準価格60,000円(税抜)

20SUNDAY FORECASTER MATTE BLACK 標準価格68,000円(税抜)

20CULT CONTROL BLACK 標準価格70,000円(税抜)

予算70,000円~200,000円 (ハイエンドグレード)

①フレームの素材 全ての部分にクロモリ素材を使用したフレームのモデルがほとんどです。 アフターマーケット向けフレーム(完成車のフレームとは別ラインで製造したフレーム。フレーム単体での販売設定があり完成車のフレームより丈夫な素材が使われている事が多いです。)を標準装備している完成車を出しているブランドもあったりします。

②ハンドルバー、フロントフォークの素材 全ての部分にクロモリ素材を使用したモデルがほとんどです。

③ホイールの仕様 リヤホイール(後輪)に加え、フロントホイール(前輪)にもダブルウォールリムを使用したモデルがほとんどです。

20FIT AUGIE CHROME 標準価格75,000円(税抜)

20SUNDAY STREET SWEEPER 標準価格100,000円(税抜)

20KINK WILLIAMS GLOSS RAW 標準価格110,000円(税抜)

以上がBMXのグレードについての解説になります。 子供車でも解説しましたが、最初にグレードの低い完成車を選んだからといってすぐに壊れる分けではありません。 しかし、毎日3時間乗る人と1週間に3時間乗る人だったりパーツの消耗に個人差があるのは分かると思います。 最初に買った完成車をずっと乗りたいと思う人もいれば、乗っていて壊れたパーツをグレードアップしていき、自分のBMXスキルの成長と共にBMXもグレードアップさせたいと思う人もいますので自分にあったグレードの完成車を選びましょう。

次に20inchBMX(大人用)完成車を選ぶ際のサイズについてですが、自分の身長にあったTT Length(トップチューブレングス),TT SIZE(トップチューブサイズ)と呼ばれるものを参考にして選ぶ方法を紹介しているWEBページなどもありますが、TT Lengthだけでその人にあったBMX完成車を選ぶ事は難しいので、サイズについて気になる人はBMXのプロショップへ行って自分にあう完成車を選んでもらいましょう。また、ハンドルバーの角度などを変えて自分にあったセッティングに変更してもらったりも出来るので完成車を買う際にはBMXのプロショップへ行くようにしましょう。 全国のBMXショップはこちらから

ここまでこの記事を読んで「BMX欲しー!!」となった方は今すぐにBMXショップへ向かいましょう。(子供の方はお母さんやお父さんに「宿題ちゃんとするから買って!」とお願いしてみましょう。) 全国のBMXショップはこちらから ここまでで、まだBMXを始めるのにピンとこない方に向けて次は実際に買ってから何をすればいいかを解説したいと思います。

人それぞれ楽しみ方に違いはあるので一概には言えませんが、最初にジャンル解説でお話しした通りBMXの楽しみ方として1番大きいのは自転車でジャンプするという事ではないかと思います。 そこでまず最初はBMXでジャンプするということを目指しましょう。 しかし、買った当日からBMXでジャンプ出来る人は少ないと思います。そこでまずはジャンプよりも比較的簡単な自転車の前輪を上げる(浮かせる)事や後輪を上げる(浮かせる)事から始めましょう。 このやり方については神奈川県横浜市のBMXショップFlourish BMXのホームページで詳しく解説されています。 ここでは前輪の上げ方、後輪の上げ方以外にも初心者にやさしい技が詳しく解説されていますのでぜひチェックしてみてください。 Flourish BMX ホームページ

ここまでだけでも出来るようになると低い段差に登れるようになりBMXに乗るのがかなり楽しくなってきます。 そしてこの前輪、後輪を上げる事が出来るようになればいよいよBMXでジャンプする事へ挑戦出来ます。 何もない平地でBMXでジャンプする技をBunnyHop(バニーホップ)と言います。 バニーホップ HOW TOでgoogleやYoutubeなどインターネットで検索すると様々なバニーホップの解説が出てくると思いますので是非調べてみてください。 人それぞれ教え方は違うと思いますがバニーホップのHOW TO動画をここでも一つ紹介したいと思います。

ここまでこの記事を読んで「これ自分でも出来そうじゃん!!」と思った人は今すぐBMXショップへ急ぎましょう。 また、この記事を見てBMXに少しでも興味がわいた人は明日で良いのでBMXショップへ向かいましょう。 ここでは解説しきれなかった事やBMXで遊べる場所など更なる遊び方をきっと教えてもらえるはずです。 それではみなさんの楽しいBMXライフを期待しています!!

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この記事を担当したのはMotocross International Ltd.です。

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