BMXフロントフォークについて
今回は、BMXのフロントフォークについて解説します!
1. 重量&強度
重量と強度のバランスが取れたフロントフォーク、800g後半から900g前半くらいまでのモノを選ぶのがベスト。
2. オフセットについて
無難なサイズを選ぶのであれば、25〜28mmオフセットのフォークがベスト。
3. オフセットを変えれるフォーク
ひとつのフォークで、色々なオフセットが試せるフォーク。
4. トップキャップ
2種類のトップキャップ
完成車のフロントフォークの重量は大体1㎏越えです。
それをBMXブランドの出しているフロントフォークに変えると、800~900gぐらいになるので、とても乗り味が軽快になります。(フロントが上げやすくなります。)
一般的にバラ売りの2万円前後のフロントフォークの重量は、軽いものだと800g後半辺りで、少し重たいものになると900g後半くらいのものまで様々です。
重量が重たくなれば、その分強度は増します。
一方重量の軽いものは、重たいものに比べて強度は劣ります。(といっても充分な強度があります! ODYSSEYの41Thermalと呼ばれる、焼き入れのはいっているフォークは、重たくないし軽い!)
重量と強度のバランスが取れたフォークならば、800g後半から900g前半くらいまでのモノを選ぶのがベストです。
フロントフォークにおいて重要なサイズがこのオフセットと呼ばれる数値です。
オフセットとは、フロントフォークの足の部分の中心から、前輪を取り付ける部分の真ん中(ちょうどハブの中心部分)までの距離のことです。
この数値が乗り味に大きな影響を与えてきます。
・短いオフセット(15~25mm)
オフセットが短くなるとどうなるのか?クイックになります。
短くなればなるほど、ハンドル切った時に短い円を描くことになるので小回りが利くようになりハンドルを切った時の反応が早くなります。
長いオフセットより、軸が中心に近くなるので、バースピンをする時の遠心力が弱くなり、ブレにくく速くハンドルが回るようになる。
(フィギュアスケート選手が回転する時に身体を縮こめるの場面をイメージしてもらうと分かりやすいと思います。)
とか、
リアアップをする時に、ハンドルの真下に力が掛かりやすくなることで、リアタイヤが簡単に上げれるようになります。
オフセットが短くなるほど、ハンドルを押した時に真下に力が伝わりやすくなる。
などトリック面においてのメリットが沢山あります。
・長いオフセット(28~32mm)
長いオフセットにすると、フォークの中心の軸から距離が出来る事によって、ゆったりとしたハンドリングを感じ取れます。
パークライダーやトレイルライダーは、長いオフセットのフォークを使っている人が多いです。
安定性を重視したいのであれば、長いオフセットのフォークをお勧めします!
短くもなく、長くもない無難なサイズを選ぶのであれば、25〜28mmオフセットのフォークがベストです。
言葉でいわれても実際乗ってみないと分かんないじゃん!って思ったそこのアナタ!
アダプターを変えるだけで、オフセットが変わるフォークをご存知ですか?
ひとつのフォークで、色々な乗り味を試せます。
フォークを一気に2本も買うわけには行かないです。財布からお金が無くなっちゃいますから笑
THE SHADOW CONSPIRACY – ADJ FORK
サイズは22, 25, 28mmの3種類に変更が可能です。
KINKBMX – WILLIAMS FORK
最近登場したKINKBMXの看板ライダーNathan Williamsのシグネチャーフォークは、20, 25mmにオフセットの変更が可能です。
フロントフォークにはトップキャップというフタがあります。(フォークを買うと必ず付いてきます。)
これが無いとフォークを取り付ける時にガタが出てしまい、そのまま乗るとヘッドセットのベアリングが割れてしまうので、無いといけない重要なパーツです。
(軽量化の為に、フォークを取り付けてステムを固定した後にトップキャップを外してる人もいましたけど笑)
このトップキャップには、僕が知ってる中ではサイズが2種類あります。
同じブランドのフォークとキャップであれば互換性は大体オッケ―ですが、フォークと違うブランドのトップキャップを付ける場合はちょっと注意が必要です。
SHADOWの六角のみで締めれるタイプのトップキャップ。
一方KINKBMXのトップキャップは六角レンチまたはラチェットでも締めれるタイプです。
ラチェットを入れる四角穴の大きさを確保している分、このタイプのトップキャップはネジの部分が太めになっています。
以上、BMXフロントフォークの解説でした!