世界を旅する小口良平~136カ国到達・・・

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『SURLY LONG HAUL TRUCKER』で世界を旅する小口良平。現在はメキシコのリゾート地でありますカンクン到着して、そしてカンクンから カリブ海の島々、キューバ、バハマ、ジャマイカ、ハイチ、ドミニカ共和国、セントクリストファー&ネイビス、アンチグア・バーブーダ ドミニカ、セントルイス、セントヴィンセント、バルバドス、グレナダ、トリニダード&トバコを周り、再びカンクンに戻ったようです。

カリブの国々の飛行機代(人間)の高さ+自転車積載代+カリブ海特有の島国の物価高さで、旅費の8ヶ月分が飛んでいったようで 現在は節約のためにキャンプはもちろんのこと空港泊も何度も重ねる日々が続いているようですが ついに自転車で旅する日本人新記録を更新して、136カ国に到達したようです。 『このままの勢いをキープして、中南米諸国を走り、170カ国、16万㎞の目標に向けて走り続けます。』 と力強いメッセージが届きました。頑張れ!!

レポート 今回のカリブ海旅で、一番印象強かった国は、やはりと言っても過言ではないキューバです。

最近ではアメリカとの国交を回復するのではないかと言う話もあり、ますます注目を集めている国です。 資本主義が主流となった現代で、社会主義を貫き通している世界でも数少ない国です。 人々の給料が月給3000円くらいでも生活出来ているのは、配給制度のおかげでもあります。 通貨も外国人用通貨と人民用通過の2つあり、バスも区分けされています。 しかし、人々と旅行者の心の間には、そのような境界はありません。 混血のムラータの方が象徴するように、白人、黒人、黄色人種と割りとバランス良くいることも、そのフレンドリーさを手伝っているのだと思います。 彼らの無邪気なアミーゴ(友達)笑顔は、キューバ全土で見られます。 どこに言ってもほっとかれません。 時にサルサに、時にキューバ音楽の中に。 ネットのないこの社会には、現代社会の忘れてきたシンプルな大切なモノが残されているような気がしました。 1950年代のクラシックカーが吐き出す排気ガスの中には、資本主義と社会主義の闇と光が隠されているようでした。 禁断の果実の中身は「資本主義」だったのかもしれません。 そしてその果実には「劣等感」という疫病まで入っていた。 お金を持っていても僕が自転車旅のスタイルを変えない理由は、このような状況を間近で体験できるからです。 このタイミングでキューバ自転車旅ができたことを、心から感謝しています。 残りの国々も、その国の見せる表情、裏の表情をつぶさに見て行きたいと思います。

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この記事を担当したのはMotocross International Ltd.です。

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