ALL-CITY FUN MEETING #3 レポート

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交通量が少ない日曜日の名古屋市内。霧雨が、生温かい空気に混じり心地よい10月の初旬。名古屋市中区の住宅街に、まるで隠れ家のように潜むPINE FIELDS MARKETに到着すると、すでにたくさんのサイクリストが集まっていた。

3回目を迎えるALL-CITY FUN MEETINGは、輸入元であるモトクロスインターナショナルのおひざ元=名古屋で開催された。広島、神戸で行なわれた前回までとは異なり、今回初めてWEBで告知し、一般サイクリストの参加を募った。多くの方が気軽に参加できるように、走行距離を約20㎞程度に抑え、都市から郊外へゆっくり走るピクニックライドというスタイルを試みた。

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イベントプロデュースは、今回もALL-CITYアンバサダーのコッシーこと腰山雅大。シーズンになればシクロクロスのレースを戦い、日ごろはトレーニングのためにガチで走るコッシーが、名古屋市に本拠地を置くショップ=CIRCLESの協力を受け、まったり走る自転車の楽しみを提案しようというのが、このイベントのコッシー、じゃなくて骨子。

参加者は、PINE FIELDS MARKETで、好みの具材を入れたコッペパンを買ってバッグにイン。CIRCLESスタッフで最高にノリのいいナイスガイ=渡邊さんのリードで、名古屋の町へと走り出す。いつの間にか雨もやんでいた。いくつかの角を曲がり、名古屋屈指の繁華街である栄を通過。するとすぐに名古屋のランドマークのひとつテレビ塔が見えてきた。クラシックなデザインの鉄塔と大通りの並木が、殺伐とした大都市の空気感をユルくしてくれるから不思議だ。

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美しい名古屋市役所の建物を横目に、金のシャチホコが輝く名古屋城横を通過。見どころたくさんの気の利いたシティクルージングコースだ。そこから先は、片側1車線の普通の道路を北上。周囲には、レトロな喫茶店や町工場など昭和の名残を感じさせる古い町並みが目を楽しませてくれた。庄内川を渡るとすぐに、この日の目的地である庄内緑地公園が見えてきた。公園へ入ると、並木の中にサイクリングロードがある。そこをぐるりと走りピクニック広場へ。小さな池のほとりにある芝生広場に着くや、コッシーのコーヒー講座がスタート。

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フロントバッグに入れてきたジェットボイルでお湯を沸かし、エアロプレスというコーヒーメーカーで淹れるのがコッシー流。ドリッパーよりも深みのある香りと味を楽しめるのだとか。実際に、味の違いを確かめるため、ドリッパーでも抽出して比較。「たしかにエアロプレスのほうがうまい!」なんて感想が多かった。自転車の知識だけではなく、コーヒーでも独自のセンスと知識を持つコッシー。なにかに、こだわることでジンセイがほんの少し豊かになることをさりげなく教えてもらった。

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コッシーが淹れたコーヒーをいただく方もいれば、持参した道具でコーヒーを淹れる人、コンビニで買ったコーラを飲む人。そして、お待ちかねのコッペパンを食べる人。自由でスローな空気が心地よい。しかも、コッペパンのうまいこと。良き食が、サイクリングの充実度をグンと上げてくれるんだなあと実感した。

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ランチが落ち着くと、続いてコッシーがシクロクロスで速く走るためのワンポイントレッスンを開始した。スタート時のクランク位置を意識するだけで、一瞬にして大勢の前へ抜け出るワザを紹介。その後、一緒に参加したシクロクロス経験者の皆様とスタートダッシュ大会に発展。ド迫力のスタートシーンに、周囲でBBQを楽しんでいた一般の方まで注目するほど。その後もコーナリングテクやバニーホップのコツを伝授。とっても得した気分になった。

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ここでは、モトクロスインターナショナル・スタッフが乗ってきた発表されたばかりのALL-CITY 2017年モデルに試乗できたり、記念ステッカーをもらったり。無料参加のイベントとは思えない大充実の内容だった。帰りは、東別院駅の近くにあるCIRCLESまでグループライド。事故もケガもなく無事にゴール。記念撮影をして解散となった。

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今回、参加してくれた人のなかには、素敵なカスタムを施したALL-CITYに乗る人も多かった。どの自転車も、乗る人の個性にピタッとハマった独特の雰囲気に仕上げられていたことが、なによりおもしろかった。自転車はシンプルな道具ゆえ、ほんの少しのカスタムでグンと自分らしくなる。基本に忠実な設計が施されたALL-CITYのバイクは、そんな大人の自転車いじりをするにもピッタリなのだ。都市、トレイル、そして、コンペティションまで。ALL-CITYがあれば、自転車のフィールドは広がるばかり。自由に自分らしいサイクルワールドを探してみない?

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コッシー・プレゼンツのALL-CITY FUN MEETING 2016は、今回で終了。次はいよいよ、ミネアポリスから、ALL-CITY創設者のジェフ・フレインとクルーのネイサン・チョマが来日する。シクロクロス会場に出没したり、パーティーを開催するようなので、ぜひ、モトクロスインターナショナルのWEBサイトをチェックしてほしい。そして、#PARTYBRAND の仲間として一緒に盛り上がりましょうね。 (写真とレポート:ライター 山本 修二)

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この記事を担当したのはMotocross International Ltd.です。

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