PIVOTALシート STEALTHシート
BMXの世界だと、サドルの事はシートと言いますが、
※この記事ではサドルの事をシートと呼んでいきます。
BMXで主に使用されてるシートには、5つのタイプがあります。
1.ピボタルシート(PIVOTAL)
2.ステルスシート(STEALTH)
3.トライポッドシート(TRIPOD)
4.レールシート(RAIL)
5.一体型シート
今一番スタンダードなタイプの
1.ピボタルシート(PIVOTAL)
と、
ピボタルシートと似てるタイプ
2.ステルスシート(STEALTH)
この2つについて、
どういう仕組みになっているのか? メリットは?
を今回は解説していきます!!
シートポスト
シートを固定して、フレームに取り付けるためのパーツ。 シートポストは、基本的にはシートと同じタイプのものを使用します。 ピボタルシートならピボタルシート用のシートポスト。 トライポッドなら、トライポッド用のシートポスト。
ピボタルシートは、今一番スタンダードなタイプのシートです。
ピボタルシートのメリットは、
・シートの角度を変えやすい。
・最もスタンダードなタイプなので、どのブランドもラインナップが豊富。
・簡単な構造なので壊れにくく、メンテナンスも簡単。
とりあえず迷ったら、ピボタルシートを選んでおけば間違いないです。
仕組みについて
シートポスト上部がギザギザの円弧状になっていて、中心にシートのボルトを固定するためのネジ穴があります。
シートの上に空いている穴から六角レンチを入れて、シートポストのネジ穴にシートのボルトを固定します。
シートの角度は、シートポストに刻んであるギザギザの範囲内でしか勿論変えれませんが、動かせる角度の幅はそこそこあります。
ピボタルシートは、今最もスタンダードなタイプのシートなので、どのBMXブランドもラインナップが豊富で、デザインや形などが選びやすい。
というのもメリットですね。
デメリットを上げるなら、ボルトがシートの中に隠れているので、六角レンチで固定する時に、ボルトの頭が探しづらいという所ぐらいです。
六角レンチを入れた時、ボルトの位置が分かり辛い笑
ステルスシートは、大体の構造はピボタルシートとほぼ一緒ですが、固定方法が若干違います。
ステルスシートのメリットは、
・シートポスト側から固定する構造なので、シートの上部に穴をあける必要がなくなり、見た目をスッキリさせることが出来る。
仕組みについて
ピボタルシートは、シートの上部に空いている穴から、六角レンチを入れて固定しますが、
ステルスシートは、シートポスト側から六角レンチで固定します。
シートのボルトの内側が六角形状になっているので、シートポストのステルス専用の穴にボルトを固定します。
ボルトを回す方向は反時計回りです。そして、使用する六角レンチは5mmです。
ここが若干デメリットでもありますね。5mmの六角レンチを持ち運ばないといけません。
それともう1点。
ステルスシートポストの穴の位置が、シートポストの中心より前にある為、シートの角度の調整範囲がピボタルに比べて少し狭くなります。
ピボタルは、シートの前側をもう少し下げることが可能ですが、ステルスではこの位置が限界でした。
でも、フラットより前に下げるセッティングをすることはそうそうないと思います笑
なので、ステルスにしたからといって、特に不自由することはなさそうです。
ステルスシートの互換性について
ピボタルシートをステルスシートポストに、ステルスシートをピボタルシートポストに取り付ける。
という事も可能です。
ピボタルシートをステルスシートポストに取り付ける場合には、シートの上部から六角レンチを入れて、ボルトをステルスシートポストの専用の穴に固定。
で、OKなんですが、
ステルスシートをピボタルシートポストに取り付ける場合には、ひとつ気を付ければいけないことがあります。
シートポストの筒の中から、ボルトを締めることになる為に、
ステルスシートのボルトまで届く距離の六角レンチ持っていないと、締めることが出来ないです笑
なので、後々のメンテナンスのしやすさを考えると、シートのシステムに合わせたシートポストも一緒に買うのが一番です。
若干、ステルスシートの方がデメリットは多いですが、見た目のスッキリさは一番です。
ピボタル、ステルスシートそれぞれのメリット、デメリットを踏まえたうえで
自分のお気に入りシートを探してみてください!
KRIS FOXが教える、ピボタルシートの取り付け方。
ステルスシートのラインナップが豊富なCINEMABMXのステルスシート取り付けHOW TO